釣りと魚料理
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イカスミリゾット アマダイのフリット添え
イカスミリゾット アマダイのフリット添え_d0143592_5265480.jpg

イカスミリゾット アマダイのフリット添え_d0143592_6572858.jpg その夜、ウチの食卓にスミイカ天使が舞い降りた――。

 先週末のだんなの釣りは土曜日アマダイ、日曜スミイカ。アマダイは47cmを頭に7匹、スミイカは20杯。なかなか良い釣果だ。
 スミイカは一般的にはコウイカと呼ばれ、白い船を胴の中に持っている。スミ袋が大きく、おいしいスミがたっぷり詰まっている。イカスミ料理に使われるスミはスミイカのものだ。このスミには旨みの素のアミノ酸が多く含まれるばかりでなく、抗癌作用があったり、関節炎や筋肉痛に効くコンドロイチンが含まれていたりと色々健康効果があるらしい。

 このイカスミを使った代表的な料理がイカスミリゾット。もう何度も作っているが、手作りのイカスミソースはほんとにおいしくて、毎回感動する。このソースはちょっと手間はかかるが、誰にでも失敗なくできる。しかし、リゾットはやや難しい。すごくうまく出来るときもあれば、米の芯が残りすぎたり、やわらかすぎたり、水分量が多すぎたり少なすぎたり。ちょっとした加減が仕上がりの出来不出来を分ける。

 さて、せっかくスミイカが釣れたので、今回もイカスミリゾットを作ることにした。アマダイの鱗揚げを乗せれば、ちょっとリッチな晩ご飯になりそうだ。

イカスミリゾット アマダイのフリット添え_d0143592_1773531.jpg材料と作り方(2人分):

<イカスミソース>
ニンニク…1カケ
玉ねぎ…1/2個
セロリ…長さ8cm
ピーマン…1個
スライスアーモンド…30g
墨袋…3個
オリーブオイル…大さじ3
ブランデー大さじ1.5
白ワイン…大さじ3
野菜ブイヨン…150cc

イカスミリゾット アマダイのフリット添え_d0143592_178839.jpg※墨袋が入手できない場合は
 市販のイカスミソースでも代用可

<イカスミリゾット>
米…1カップ
イカの身(胴とミミ)…1/2杯分
玉ねぎ…1/4個
イカスミソース…100cc
(市販のソースを使う場合は150cc)

バター…15g
オリーブオイル…大さじ1
野菜ブイヨン…600cc(通常よりやや薄め)

※好みでトッピング用に白身魚のフライや野菜の素揚げ、ディルやパセリなどの香草

  1. イカスミソースを作る。野菜はすべて粗みじん切りにしておく。鍋を火にかけ、オリーブオイルとニンニクを入れ、香りを出す。他の野菜を加え、しんなりするまで炒める。ブランデーを加え、鍋に火を入れてフランベし、白ワインを加える。さっと洗ったスライスアーモンド、一箇所切り目を入れた墨袋を加え、野菜ブイヨンを入れて10分ほど煮込む。少しトロミがついた状態で火からおろし、ミキサーにかけて濾す。これでイカスミソースが完成。
  2. リゾットを作る。玉ねぎはみじん切り、イカは細めの短冊に切っておく。野菜ブイヨンを火にかける。
  3. リゾットの鍋を火にかける直前、ボールに水を張り、ザルに入れた米をざっと1回漬けてすぐに引きあげ、水気を切っておく。

  4. イカスミリゾット アマダイのフリット添え_d0143592_17102238.jpg
  5. 厚手の鍋を火にかけてバターとオリーブオイルを入れ、みじん切りの玉ねぎを入れて透き通りまで炒める。
  6. 米を加えて中弱火で炒め、油をしっかり馴染ませる。(5分くらい)
  7. イカスミソースを加え、さっと混ぜて熱々の野菜ブイヨンをひたひたくらい加える。ブイヨンは常に沸いている状態に保っておくこと。火加減は終始中弱火。
  8. 常にひたひたの状態を保つようにブイヨンをお玉1杯づつ加え、煮詰まらないようにする。ブイヨンを加える度に木杓子でさっと混ぜる。(練るように混ぜてはいけない)
  9. 20分ほど煮て、味をみて足りなければ塩を加える。米にちょっと芯が残るくらい、ブイヨンが少し余るくらいで火を止め、イカをばらばらに加えてすぐにフタをする。
  10. 3分ほど蒸らし、器に盛る。
  11. 白身魚のフライや野菜の素揚げなどが用意できればリゾットの上にトッピングし、好みの香草を飾る。

 深めの皿に盛った真っ黒なリゾットの上にオレンジピンクのアマダイ。見た目はなかなかおいしそうだが、肝心の味は。

 「んー、うまいっ」
 「くぅー、たまらん!」

 イカスミや野菜、洋酒やアーモンドの香りとコクが渾然一体となってアルデンテに仕上がった米のまわりを包んでいる。アマダイのサクサクした鱗、ほろり崩れる身をリゾットと一緒に口に運ぶと、そこはもうパラダイス! 食卓のまわりを笑顔のスミイカ天使がふわふわと飛んでいるのが私には見えた…ような気がする。

 全面自画自賛モードで恐縮だが、間違いなく今回のイカスミリゾットはいちばんの出来。忘れないうちにもう一度作って復習しなくては、と満腹のお腹をさすりながら誓う私であった。再びスミイカ天使が降臨してくれることを祈りつつ…。
by abukamo | 2008-11-19 09:21 | Comments(2)
Commented by mrs-jasmine at 2008-11-20 23:23
あぶかもさん、こんばんは〜。^^
わ〜☆ボジョレーの解禁日にふさわしい、
ワインにぴったりの素敵なメニューですね♪

実は…、
わたしイカスミを食べたことがないのです!!
だからどんなお味なのか知らないんです…。^^;
ほんと、あぶかも家のお隣に引っ越ししたいです〜。^^

すっごくどんなお味なのか気になります〜!!
Commented by abukamo at 2008-11-21 07:11
ジャスミンさん、どうも!^^
イカスミ未体験ですか!それはそれは。
ぜひ、おいしいイタリアorスペイン料理店でご体験なさいまし。
おいしいですよぉ。^^
ただし、食べてるときは絶対口の中を人に見られないように...
お歯黒状態ですので。^^;
それと、洋服につくと取れにくいので、ナフキンを腹掛け状態でどうぞ。^^;;

イカスミはパウダーでも売られてて、最近はパンや麺に練りこんだものが
売られてますね。でも、ちょっと味が薄いみたいです。
やっぱり濃厚なイカスミソースで作ったリゾットやパスタが
おいしいと思いますよ~。
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