釣りと魚料理
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博多帰省2010秋 ~糸島篇~
d0143592_17323233.jpg
photo:だんな

 長らく更新が途絶えてしまいました。
 義母は日々回復に向かっており、リハビリで歩行訓練、自分で食事をとれるまでになってきました。ご心配いただいた皆様、お見舞いの言葉をくださった方々に感謝いたします。
 手術からまだ一ヶ月、入院・闘病はまだしばらく続きますが、今後も義父を中心に、義弟一家とともに義母のケアに努めたいと思っています。




 さて、中断していた里帰りレポート、糸島篇。3ヶ月も経ってしまって今さらな感もあるが、ケジメとしてざざっと報告しておこう。

 箱崎ツアーの翌日向かったのは、福岡市西区宮浦。通称唐泊(からどまり)、糸島半島の入り口だ。唐泊は近年カキ養殖が盛んになっており、「恵比寿かき」として福岡市民に親しまれている。あまりにも身近な場所なので、以前「本当においしいのか?」と期待半ばで食べてみたら、これが予想に反してかなり美味。味が濃く安全性も高いということで、カキ小屋はいつも満員、魚介好きな博多っ子に大人気だ。

 カキ小屋は懐かしの福岡市海づり公園のすぐそば。この日はプレ・オープンとのことで、まだ人出も少なかろうと目論んで、とうちゃん、ぐっしーという友人二人と現場で待ち合わせ。
 ぐっしーは夫婦して一年の半分をニュージーランドのロトルア湖近くに住み、「ライナスコテージ」という貸別荘を営んでいる。そしてオフシーズンの半年を糸島半島で暮らしている。日本にいる間にわたしの帰省が重なったとき、数年に一度会うのだが、いつも明るくノリノリで真面目。本当に良い人だ。ご主人も釣りやアウトドア、ワイン、料理に詳しい好人物である。

d0143592_19121171.jpg さて、そんな友人ら、だんなとともにいざカキ小屋へ。目論見通り、人はまだそれほど多くなかったが、小屋の中は炭火でかなり暖かい。


d0143592_19162545.jpgとりあえずカキ1kgと炭火、カキむきナイフ、カキ飯、飲み物などを購入して席につくと、小屋の人がカンカンにおこした炭をセットしてくれる。


d0143592_19191034.jpgすぐさま網にカキを並べ、開いたところをナイフでこじ開け、レモンをちゅっと絞って口に運ぶ。

d0143592_1925558.jpgプリプリのカキ、滋味あふるるスープ。うっまーい!なんじゃこりゃ。だんなはビール、我々女性陣は全員ノンアルコールビール(車の運転があるので)を片手に食べる食べる。1kg追加してもあっという間。さらに1kg追加、満腹になるまで焼き、食べ尽くす。実家にお土産のカキを買い、小屋を出た。さて、これからどうしようか?



一応釣り道具は車に積んできたが、あいにく風波が強く、陸っぱり釣りは厳しい。するとグッシーが良いところがあると言う。「またいちの塩」という玄界灘の海水で塩を作っている、その名も「工房とったん」。よっしゃ行く行く!

d0143592_202935.jpgナビを頼りに車3台を連ねて糸島半島を横断。製塩所「工房とったん」はその名の通り糸島半島の西の突端にあった。


d0143592_2036325.jpgまたいちの塩は玄界灘の海水を引いて流下式塩田で濃縮させ、釜で炊き上げ、杉樽で寝かせて作られる。なんでも以前ANAの機内誌「翼の王国」の人気連載「おべんとうの時間」の取材を受けたらしく、この工房には全国から人が訪れるという。


d0143592_20323398.jpg工房の代表者、平川氏の父上が詳しく塩田の説明をしてくれた。流下式塩田は海から引き込んだ海水を竹の枝をつたって落とし、日光と風の力で濃縮させる。木材と竹で作られた塩田は原始的だが、糸島の海と空を背景に美しい佇まいだ。


d0143592_20392472.jpg工房内ではまたいちの塩の他、にがりや塩釜ゆで玉子(売切れ)、塩プリンなどが販売されている。なに?塩プリン?それはぜひとも食べねばなるまい。おじさーん、塩プリン4つ!


d0143592_2045212.jpgプリン好きの男女4名、海を眺めつつ塩プリンを食す。


d0143592_20504959.jpg別添のカラメルとまたいちの塩をかけ、よく混ぜて食べると、濃厚プリンのところどころで塩がカリッ!と弾ける。甘くて塩っぱくて最高だ。


d0143592_20562353.jpg塩プリンを食べ、海っぺりでのんびりしていると、風が強いこともあって段々身体が冷えてきた。おじさんがここで育てたレモングラスのお茶を竹筒に入れてだしてくれた。おお、あったまるねぇ。さぁ、日も暮れてきたことだし、またいちの塩を買ってそろそろ帰ろうかね。




おっと、帰る前に糸島の産直に寄ってみようよ。グッシーの案内でJA糸島の産直市場「 伊都菜彩」へ。閉店間際に滑りこむ。
帰省中、あちこちの産直に行ったが、ここは品揃えがピカイチ。海の幸山の幸が豊富な糸島、食材はもちろん菓子類などの加工品もたくさん売っている。またいちの塩もあった。

d0143592_2116463.jpgここでだんなが目を付けたのが鮮魚売り場のシブダイ コショウダイ。これうまいんだよな、と1尾お買い上げ。実家に帰ってすぐにおろし、刺身で食べた。脂のノリはいまひとつだったが、さすがコショウダイ、甘くておいしい。お土産の恵比寿カキも焼いて、母のお煮しめや鶏料理などで豪勢な食卓。両親も大喜びだった。



以上で帰省報告はおしまい。長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。
さて、次はクリスマスのアイシング・クッキー詳細へと続きます。
by abukamo | 2011-01-31 21:38 | 料理ノート | Trackback | Comments(8)
博多ぶり雑煮 &お知らせ
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photo:だんな

あけまして おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

年始早々ですが、ちょっとお知らせがあります。
実は年末ぎりぎりに義母が脳内出血で倒れて緊急入院。手術は成功したものの、まだICUに入っていて、予後はどうなるかわかりません。

結婚以来、義母とは嫁姑の確執もなく、こうなってみると思い出されるのは義母の良い面ばかり。可愛がってもらってきたのだなぁと改めて思い知る日々です。だんな、弟一家とともに義父を支え、なんとかこの危機を乗り切りたいと思っています。
そんな状態なので、ブログの更新が途絶えたり、コメントへのレスポンスが遅くなることもあろうかと思います。どうぞご了承ください。

こういうときだからこそ、普段の自分に立ち戻れるブログという場を持っていて良かったとも思います。今後も出来る限り皆さまとの料理を通したおつきあいをお願いできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。




 さて、そんな騒動の中、なんとか作った博多ぶり雑煮(上画像)。

 ぶり雑煮に欠かせないかつお菜は博多の叔父が栽培して送ってくれたもの。塩ぶりは10月にだんなが釣ったわらさ(塩をふって熟成、冷凍したもの)。そして、友人にいただいた大分の立派などんこ。

d0143592_5571813.jpg だしは椒房庵茅の舎(かやのや)だしを使用。焼きあご入りで無添加、旨味のあるおいしいだしがとれる。塩も控えめなので、好みの味つけができるところもうれしい。
 今回のぶり雑煮には400cc強の水にだし(パック)1袋を加えて火にかけ、沸騰後火を弱めて1~2分でだしを取り出し、塩小さじ1/2弱、酒少々で味をつけた。

 また、このだしを濃いめにとって煮ものなどに使うと、とてもおいしく出来る。天然の良い素材を使っているので、袋から出して炒めものなどに直接加えても良い。値段は少々高いが、手軽に良いだしがとりたい方にはおすすめだ。
by abukamo | 2011-01-04 06:53 | おしらせ | Trackback | Comments(12)