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あぶかもの鱗の秘密は残念ながらまだ解明できていない。鱗が厚く、鱗と鱗の間、鱗と身の間が狭いのだろうか。詳しい人がいたら、是非聞いてみたいところだ。左の画像は塩漬けにしたあぶってかもを焼いたもの。鱗の間から黄色い脂が染み出して、その脂で揚げたような感じになっている。黒こげ部分を取り除き、あとは鱗ごといただく。炭火を使う場合は、もっと全体が真っ黒になるくらい焼いて、鱗ごと皮をはいで食べても良い(小料理屋や居酒屋などではたいてい真っ黒状態で出てくる)。また、塩漬けにしたものを一度干してから焼くと、小骨が砕けやすくなるので、そのままかぶりついても良いようだ。あぶってかもの語源とも言われる「炙って噛もう」は塩干バージョンを焼いて骨ごと噛み砕くことを指すらしい。 あぶかもはほとんど博多だけで食べられているようだが、もちろん他の地域(図鑑によれば本州中部以南)でも釣れる。だんなは毎年5~7月、三浦半島の松輪瀬にイサキ釣りに行くが、外道にあぶかもがかかる。スズメダイは美味しいから持ってきて、と頼むと、いぶかしがりながらも二、三匹持って帰ってきた。塩漬けにして焼いて出したら、その美味しさに驚いて、以来ヤミツキに。イサキ釣りに行くと、必ずクーラーにあぶかもが混じるようになった。 ある日、クーラーにあぶかも以外にも小さい魚が沢山混じっていたことがある。驚いて、どうしたの、と聞くと。隣の人の仕掛けにかかったあぶかもがリリースされそうなのを見て、思わず「それ、美味しいですよ」と言ってしまい、「それなら差し上げましょう」。どうやら隣のおじさんに雑魚マニアと勘違いされてしまい、小さい魚が釣れる度にどんどんバケツに入れられて、逃がすのも悪いし、仕方なく持って帰ってきたとのことであった。
by abukamo
| 2008-01-10 14:52
| あぶかもについて
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Comments(2)
あぶかもさん おばんです。
過去の記事へのコメントで恐縮です。 あぶってかもを思い出していると、なぜか土佐の ニロギを連想します。ニロギはヒイラギのことですが、 身は少ないのに干物にすると脂もあって妙に美味いのです。 これもご当地珍味の一つですが、行く度に何袋も買って 来ます。炙り立てが最高です。 時間が出来きたら、全国の埋もれた珍味を巡る旅に 出てみたいです。^^
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>サエモンさん
過去記事を掘り出していただいて、ありがとうございます。^^ ヒイラギ、博多でも食べてましたよ!地方名はトンマとかトンバとか 言いまして、ちょっと気の毒な感じですが。^^; 投げ釣りで釣れると、煮て食べてました。 見た目ヒラアジ系ですが、味も結構良いですよね。 しかし、干物にしたことはありません。 食べられるところが少ないのはあぶってかもと同じですね。 以前、当ブログをご覧になったある方に昭和天皇のある言葉を 教えていただきました。 「雑草という植物はない」 雑魚という名の魚もまた、いないんですよね。 「雑魚」と一くくりにされている市場価値の低いものの中から、魅力的な 魚を発掘できるのも、釣り師の楽しみのひとつだと思います。^^
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